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ネットでワークショップ体験

今日は通販で有名なフェリシモで行われている神戸学校で、フェリシモ50周年特別企画「脳がめざめるアート体験〜茂木さんと絵を描こう!」の日。
私は神戸まで行かれないのでネット中継での体験となりました。
神戸のフェリシモでは実際に行われているワークショップや講演内容をネットで同時中継しながら、遠隔地にいる者でもツールさえ購入しアドレスなどを登録しておけばその場にいる雰囲気でできるもの。

脳科学者として有名な茂木健一郎さんによるアートが脳に与える良い影響や可能性などを楽しく話していただきながら、会場の参加者にも時折参加してもらい、木や鳥の絵をそれぞれにホワイトボードに描いてもらい、互いの違いや視点の差なども実感してもらいながら、家族で出かけた時の楽しい思い出を絵にしてもらったりすることを通じて、脳がフロー状態になり集中していく様子などを短時間で見ているものに理解してもらう。
そして15分ほど休憩をはさみ、お絵かきプログラムの「ぐるぐるりんご」のワークショップ。
休憩中にはりんごの試食などがホールの外でできるらしく、五感の一部の味覚も動かしながらの体験ということだろう。

やがて始まってわかったのだが、画材内容が全員まったく同じものではないということに驚いた。
描画のバックボードの色ととオイルパステルの3色の色の組み合わせが人によって違っているらしく、私は茂木さんと同じ色の組み合わせの茶色・黄色・緑だったけれど、赤・青・黄の組み合わせの人と比べるとその時点でかなりテンションが違うんじゃないかと思う。
茂木さんも明らかに戸惑い気味だったもの。
確かに、リンゴは赤でなくちゃという概念を取り払うことでは効果的なのかもしれないが、フェリシモの通販を頼むと良くあるように、思ったものが一番に来ないという辛さがここでも。

ぐるぐるりんご作品

りんごの量感画は臨床美術の名物プログラムであるが、今回はリンゴを使っていても量感で描かないという斬新さ。
確かに重さなどには一切触れなかったから、量というより形や香り、味といった部分の3つの感覚を動かしていることで描くことは十分にできるでとは思うが、量感画をぐるぐるりんごと言っている時もあるので、ちょっと戸惑うような。
それでも、マニュアルのみを見ながら描くのと違い、実際に生で行っているネット中継を見ながらだと、より実際にワークショップに参加している感覚が強く、描くのもより感覚的にできたような気がする。

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フェリシモによって臨床美術が広まるのは大歓迎だけれど、そこに臨床美術士が介在しなくてもいいという風潮になるのは私は嫌である。
臨床美術のプログラムは誰もが気持ちよく簡単に描けて、それなりに満足度も高い。
そこにはそうなるように臨床美術士によって考え抜かれた経緯があり、またそうできるような声かけや対応があるからこそなのだ。
目の前のデモンストレーションでもよりわかりやすく、伝えていくことを心がける臨床美術士がいるからこそ、簡単にできてしまったりすると私は思う。
もちろん、臨床美術士と名乗っていなくても、相手に余程寄り添っていけるアーティストであるなら問題なく同じ状態になるであろうけれど。
だからこそ、今まで真摯に参加者に向き合って、丁寧に対応してきたことを"いなくてもできるじゃん"という気持ちになってもらうためのツールではないということを声を大にして言いたい。
自分一人で行うフェリシモの「お絵かきプログラム」をやってみて、すごく満足が行く人がいるならそれはそれでいいと思うが、やはり誰か人による関わりがあって気持ちも変化するように思う。
アートは一人だけで行って満足がいくものでもない。
そのプロセスが大事だというのなら、やはり関わってくれる臨床美術士は大事なのではないだろうか。

私自身が臨床美術士として恥ずかしくないよう、これからも丁寧にじっくりと関わっていけたらと思う。





茂木さんも体験する臨床美術
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プロフィール

ゆっけ

Author:ゆっけ
脳が目覚めるアート塾 アート寺ピー処 「てらーと~TERART~」の代表:池田 有希枝です。

日本臨床美術協会認定 脳が目覚めるアート塾講師
臨床美術士3級
諏訪市の臨床美術士集団「SUWART(スワート)」会員

ここは、臨床美術を体験できる寺です。
静かな山寺で過ごすアートな時間。
美術の苦手な方も小さいお子さんから大人まで楽しむことのできる臨床美術独自のアートプログラムで脳も心もいきいきとしてみませんか。

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